寄付について思うこと
ビルゲイツ氏や、バフェット氏ら行う慈善事業団体への寄付。
彼らは世界の大富豪達に、自分の財産の50%以上を寄付するべきと呼びかけ、実際に数十人単位で集まってるそうな。。。
バフェット氏に至っては、財産の99%を寄付してるらしいです。
寄付はすばらしいことであり、世界で困っている人達を助けるだけでなく、ある意味寄付することは自分を成長させる為の行為であると僕は思います。
しかし、世界で1番の大富豪は寄付はしません。メキシコのスリム氏です。
スリム氏は
『寄付でお金を与えるのではなく、生きる術を与えるべき』だと言っています。
つまり、寄付をすればその場は丸く収まる。しかしそれでは何も生まれない。
そうじゃなくて彼らに『自立できるしくみ』を与える方が大事で、雇用を創出することが寄付よりも大事なことなんだと。
スリム氏の凄い所は机上の空論で物を言ってるのではない所です。
以前スリム氏は多額の金額を財団に寄付していましたが、その寄付金の使途は不明瞭で効果も全くでなかったそうです。
恐らく財団の寄付金の使い方がお粗末だったんでしょうね・・・。これを踏まえた上で、やっぱり寄付はダメだという結論に至ったんでしょう。
僕もスリム氏と同じで1番の社会貢献はなんだ?と聞かれたら、『雇用を創出』することこそが、一番の社会貢献だと答えます。
寄付を否定するのではありませんが、僕は一時の金を与えるのは彼らにとって逆に不親切のような気がするのですが・・・。