成長論


『成長論』   藤田 晋


サイバーエージェント社長の著書。


この社長の著者は全て読んでいるのですが、本当に勉強させられる本でした。


4,5年前に先輩友人が、『信じて株購入したのに、大損した』と言ってました。


ITバブルも過ぎ去り競合他社が増え、景気もかなり厳しい状況でしたので当然、この会社だけではなく日本の株自体がダメだったワケですが・・・


会ったこともないので真実はわかりませんが、こんなことを言ってました。


『本当にいい経営者だと思うし、いつか盛り返すと思いますけどねー。。。』みたいなエラそうなことを言ってましたが、本当にその通りになっています。


過去最高益を叩き出し、数年前にはプロ野球球団の買収話も出たほど、ノリにのっている企業。


友人の株も上昇して、かなり儲けているはず(笑)


そんな会社の社長が書いた著書のまとめ。



①『整理』より『捨てて、絞る』

物や情報は残せば残すほど、増やせば増やすほど、大事なことを見落とすリスクが高まる。余計な選択肢が増えるに連れて、大事な物事の検索性が低くなって効率が落ちたり、見落としたりする。
その為にいかに絞るか、つまりいかに捨てられるか。この作業が重要。




②悩み続けない為に明確な軸を持つ

仕事をしていると様々な問題にぶつかったり、選択するのに悩んだりするケースがあるが、そのたびに悩んだりするのは時間のムダ。時間をかけて悩んだ方が判断を誤る可能性が高い。仕事に対して明確なビジョン・目標を持ち、これを軸にすれば簡単に合理的な判断ができる。
決断や判断は一瞬でする。悩むということはその『軸』がないから




③大事な局面では、真摯に志を貫く

人生を大きく左右する選択で、結果として人から非難されたり、大事なモノを失ったりすることがある。自分の志を信じ真摯に決断を下せば、一時的に非難されたり失ったりしたとしても、いつかきっと報われる。
志の為には時には厳しい決断も必要。ビジネスの場合、情を重視して判断すると結果的にみんなが不幸になる。情に流されて問題を先送りにするような楽な判断をせず、あくまでも合理的な判断をすること。



日々精進。