たまには身の上話でも・・・


趣味の一つに野球があるのですが、自分自身も社会人野球まで現役でプレーしていました。


自分で言うのも何ですがまぁまぁの選手でして、東山高校も野球で進学し当時の野球部部長が中学の校長室まで来て頂いて、ぜひうちに!と勧誘を受けたくらいのレベルでした。


入学当時は1年生からサクっとレギュラー頂いて『京都のゴジラ』で新聞賑わせようかなとか、ワケわからんこと考えていましたが、現実は定番の草ムシリ&玉拾い。当然1年生の夏はスタンドで嫌々応援。


2年生でも結局レギュラーになれず、ベンチには入ったものの夏の大会1回戦負け。


(まだかいな〜、俺のレギュラーは。もー3年生やんか〜。もうそろそろ俺でええんちゃうん監督?えー?ちゃんと俺の非凡な才能見てんのかいな?)


なんてフザけたことを考えてたおかげで、背番号も一ケタを貰い何とかレギュラーになれました。


(これで夏の大会で活躍して大学も野球でイッタろ。西京極球場のバックスクリーンにホームラン放り込んだる!)


最高潮で迎えた1999年夏の大会1回戦。事件は起きました。


1回戦は僕の実家近くの公立高校が相手で、コールド勝ちだろうと予想してましたが、蓋を空けて見ると6回終了時点で2対0で負けてる状況。


チームのみんなはまさかコールド勝ちすると思ってた高校に、まさかの状況で不安が隠せないようでした。


(おどれらあせんな、大丈夫や。負けるワケない。3年間どんだけ練習した思ってんや。俺の前にランナー貯めといたら俺のホームランで逆転や。これでやっと京都新聞に載る時がキタわ。屈折3年。神様待たせ過ぎやで、もう少しで引退してまうとこやで。えー?)


なんてこと考えながら、次の打席に立とうとした瞬間。



監督 『浦田交代。』

僕  『え?』( ゚д゚)ポカーン

監督 『浦田に代わって○○!』

僕  『ちょちょちょ!監督!ちょっと!』


僕の制止を振りきり監督は交代を告げ、戦況を見守る。


この時ベンチで頭が真っ白になって、タオルで顔を隠しながら泣いてました。


(俺をベンチに下げるて・・・。もう勝負諦めたんかいやー。何考えとんねん!俺の3年間返せや!)


もうホントに終わったと思ってたら、僕が交代した後のチームは、見違えるように流れがよくなり見事に逆転。結局3対2で勝ち。


1回戦が終わった後おバカな僕は、監督に


『何で交代なんですか?納得できません。』という意味合いの話をしに言ったんですが、これが事件の引き金でした。


2回戦も当然スタメンと思ってたのですが、2回戦からはスタメンを外されずっとベンチでした。


その後僕は、夏のアスファルトに干からびてるミミズのように監督からカッピカピに干され続け、決勝で負けるまでずーーーーーーーーとベンチ。


_ト ̄|○ (オワタ・・・。)


こうして僕の高校野球にピリオドが打たれました・・・。


人生戻れるならいつに戻りたいですか?って聞かれたら、この時です。


この時に戻って監督にゴマをスリ倒したいです。ゴマ油が抽出できるくらい。